誰も言わない政党助成金の闇 「政治とカネ」の本質に迫る

著者/上脇 博之(かみわき ひろし)

定価/本体:1000円

判型/A5判

頁数/114ページ

発行/2014年5月20日

ISBN:9784889009071

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【内容紹介】

赤ちゃんからお年寄りまで国民1人当たり250円×人口数を毎年政党に交付する政党助成制度が1995年に始まり、昨年まで交付された総額は約5997億円です! 今年は約320億円の予定。所得格差が大きく広がる一方で、政党には毎年「何に使ってもいい」巨額の税金が支払われているのです。果たしてこれでいいのでしょうか。みんさん、どう思います?

 

【著者紹介】

上脇 博之(かみわき ひろし)

1958年7月、鹿児島県生まれ。神戸学院大学大学院実務法学研究科(法科大学院)教授。専門は憲法学、政党に関する憲法問題、国民代表制論、政治資金問題など。

著書多数。政治資金オンブズマン共同代表、株主オンブズマン共同代表、憲法改悪阻止兵庫県各界連絡会事務局長などをつとめる。

ブログ「上脇博之  ある憲法研究者の情報発信の場」

 

【もくじ紹介】

はじめに

 

第1章 「政党助成法」制定史

  第1節 第8次選挙制度審議会答申まで

  第2節 政治改革関連法案の度重なる廃案・否決

  第3節 政治改革関連法案の「可決」とその改正

  第4節 導入後の「歯止め」の撤廃

 

第2章 現行の政党助成制度のしくみ

  第1節 従来の“民主主義のコスト”

  第2節 現行の政助成のしくみ

 

第3章 政党助成の重大な問題点

  第1節 民意を歪曲した交付額の問題

  第2節 残金の返還逃れの問題

  第3節 使途が原則限定されないという問題

  第4節 使途制限の例外も脱法的に順守されず

 

第4章 政党助成法は廃止しよう!

  第1節 政党の国営化と政党の本質の問題

  第2節 政党助成は違憲!

  第3節 政党助成廃止までの過渡的改革案

 

おわりに