自公の罪 維新の毒
次こそ政権交代。7つの解毒剤
西谷文和/編
冨田宏治、古賀茂明、佐高信、上昌広、藤原辰史、上西充子、内山雅人
9年間のアベスガ政治を問うた総選挙。しかし翌日の朝刊各紙には「自民単独過半数」「維新躍進」「野党共闘伸びず」の文字が躍った。政権交代を掲げて闘った人々には残念な結果となったが、落ち込む必要はない。結果をよく見れば、新たな希望と展望、そして勇気が湧いてくる。この本が次の闘いへの狼煙となることを願ってお届けする!
■判型/A5判 ソフトカバー
■頁数/214ページ
■定価/本体1400円
■発行/2021年12月11日
■ISBN/9784889002669
【著者】
西谷文和(にしたに ふみかず)
1960年京都市生まれ。大阪市立大学経済学部卒業後、吹田市役所勤務を経て、現在フリージャーナリスト、イラクの子どもを救う会代表。2006年度「平和共同ジャーナリスト大賞」受賞。テレビ朝日「報道ステーション」、朝日放送「キャスト」、ラジオ関西「ばんばんのラジオでショー」日本テレビ「ニュースevery」などで戦争の悲惨さを伝えている。
西谷文和「路上のラジオ」を主宰。
主著に『ポンコツ総理スガーリンの正体』(日本機関紙出版センター、2021年)、『安倍、菅、維新。8年間のウソを暴く』(同、2020年)、『西谷流地球の歩き方上・下』(かもがわ出版、2019年・20年)、『戦争はウソから始まる』(日本機関紙出版センター、2018年)、『「テロとの戦い」を疑え』(かもがわ出版、2017年)、『戦争のリアルと安保法制のウソ』(日本機関紙出版センター、2015年)、『後藤さんを救えなかったか』(第三書館、2015年)など。
【目次紹介】
はじめに
第1章 維新「躍進」と野党共闘
維新「躍進」の謎を解明する 〈冨田 宏治〉
野党共闘を活かしきれなかった
支持層は中堅サラリーマンや自営業で成功している人たち
唯一新自由主義の旗を掲げた維新
地方組織から生まれた政党
野党5党は得票を増やしたが
候補一本化で3分の1以上を
維新のウソと野望に騙されるな 〈西谷 文和〉
武富士の弁護士だった吉村大阪府知事
元松井府知事の認可が森友事件のきっかけ
コロナ犠牲者ワースト1の背景に、維新府政失敗の12年間
メディアと吉本興業に騙されない
第2章 アベキシ政権を撃つ
We are not ABE&KISHIDA 〈古賀 茂明〉
相当無理して右翼になっちゃったな
結局「アベ政治を継続する」ことで決着
地に落ちた倫理観
自民党政治、5つの大罪
30年間のツケを短期間で返していかなきゃ
野党政権ができたら正しい政治主導を
アベスガ政治9年の大罪。総選挙で逆転を! 〈佐高 信〉
アベスガ政治の共犯者たち
総裁選挙ばかり報道するテレビはおかしい
「社富員貧」から「社富民貧」へ
佐藤優の「河井克行を応援した罪」は消えない
非正規問題に取り組む「共同テーブル」
公=おおやけを壊すものと最後まで闘った
5対3対2の法則
野党は「連合」を突破しなくちゃ
アベスガが下品に攻めてくるから
「感染症ムラ」の闇を暴く 〈上 昌広〉
中核は厚生労働省の医系技官
戦争の遺伝子を引き継いだ感染症研究
尾身茂氏のJCHOこそ患者の受け入れを
多すぎる日本人へのワクチン投与量
医療より公衆衛生を上に置く日本
間違えたらすぐに修正すべき
冬に向けてやるべきことは
専門家のリセットをZ
コロナ・パンデミックの中で農業を考える 〈藤原 辰史〉
食べることはすべての基本
食の裏側にある問題を見る
「食料の安全保障」を考えない日本政府
子ども食堂と縁食論
戦争と農業
農薬から化学兵器へ
小規模農業を大事にする
農業はケアしていく仕事
「呪いの言葉」から「希望の言葉」へ 〈上西 充子〉
「聞く力」とは「自民党の中の人たちのいうことを聞く力」
「ご飯論法」で争点をごまかしてきた
何も変わらないので「新しい内閣」
「さら問い」ができない代表質問
「野党もだらしない」という「呪いの言葉」
「国会パブリックビューイング」とは
何か言ってるようで、実は何も言っていない
1票を積み上げないと変わらない
政治で変わることを丁寧に訴えて
政治家を選手交代できる大事な機会
「パンケーキを毒見する」監督が語る 〈内山 雄人〉
何がこの人の権力を支えて来たんだろう
映画に出れば何を言われるかわからない
政治家らしい政治家がいなくなった
「選挙に行ってくれ」という思いで
本来はテレビがやるべき仕事
カネと人事だけで、権力をつかんだ
試写会当日、ツイッターアカウントが停止
自民党はある種の「るつぼ」の世界
有権者は羊ではない
戦時下と変わらないマスメディア
おわりに
【販売取扱ネット書店】
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