編者/シンママ大阪応援団
監修/芦田麗子
判型/四六判ソフトカバー
頁数/170ページ
定価/本体1500円
発行/2017年7月1日
ISBN/9784889009460
【内容紹介】
孤立していた4人のシンママたちが語り合った初めての座談会。貧困と社会の眼差しに向き合いながら、何よりも子どもの幸せを願う彼女たちの人生を支援するために必要なことは何か。
【著者紹介】
寺内 順子 (てらうち じゅんこ)
1960 年生まれ。佛教大学社会学部社会福祉学科卒業後、豊中の障害者施設に勤務、1991 年大阪社会保障推進協議会入局、現在事務局長。
主な著書は『明日もやっぱりきものを着よう』(2013 年、日本機関紙出版センター)、『基礎から学ぶ国保』(2015 年、同)、『検証! 国保都道府県単位化問題』(2016年、同)、大阪社保協ハンドブックシリーズほか多数。
芦田 麗子 (あしだ れいこ)
1973年生まれ。龍谷大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻修士課程修了。修士(社会福祉学)。種智院大学助手、東海学院大学講師、大阪千代田短期大学講師等を経て、現在神戸親和女子大学講師。
大阪のDV被害者サポートグループCOSMOにて、立ち上げから解散までの12年間ボランティアスタッフとして暴力被害を受けた女性や子どもの支援に関わる。
【目次紹介】
はじめに~この本を読んでくださるかたへ
第1章 なぜシンママ大阪応援団を立ち上げたのか
シンママとも子さんとの出会い
シングルマザーと子どものサポーター養成講座を開催
シンママ大阪応援団サイトを立ち上げ
第2章 シングルマザーのリアルを語り合う
1.ギャンブル依存症でDVの夫からの離婚を思案中の鈴木あき子の場合
2.再婚相手から性的虐待を受けた娘を持つ遠藤えみの場合
3.離婚時、DVの夫から執拗な嫌がらせを受けた松本和美の場合
4.シングルだけど幸せだと無理やり思い込んでいた谷口友子の場合
5.シンママと子どもの暮らしの実態
6.今、すぐにシンママ支援に必要なものは
第3章 シンママ大阪応援団が何を大切に活動しているのか
最初はほとんどメールはなかったが
「お茶しませんか?」
詳しい話よりとにかく米を送る
ママさんたちの実情
毎月20日前後に「わくわくお楽しみ箱」発送
教育費が生活を圧迫
シンママ大阪応援団から「お祝金」
楽しい体験がとにかく少ない~初めての旅行へ
振袖・袴・きもの・浴衣サポート
近所のおばちゃんおかずクラブとお料理レッスン
絶対に必要な生活保護申請スキル
生活保護はとてもシンプルな制度
シンママ大阪応援団の今後のこと
第4章 女性が生きるのが困難な社会
母子家庭の生活の苦しさ
シングルマザーは働いている
正社員(正職員)の働き方
大変な子育て
安すぎる女性の賃金
高い家賃
高い社会保険料
高い教育費
DVとは何か
DVの表れる形
DVの現状
DV被害者への支援
DVの相談窓口
精神的なケア
DVの本質
自分の人生を自分で選ぶ
第5章 4人のシングルマザーの今とこれから
人間らしく生きる権利がある
毎日が無事に終わることで精一杯
人を信じる気持ちが回復してきた子どもたち
離婚、手術、生活保護、そして子どもたちの未来を
おわりに
※販売取扱いネット書店
Amazon 紀伊国屋書店 楽天ブックス honto セブンネット HonyaClub