これでもやるの? 大阪カジノ万博

編著/カジノ問題を考える大阪ネットワーク

定価/本体900円

判型/A5判ブックレット

頁数/88ページ

発行/2017年2月10日

ISBN/9784889009439

 

 

 

 

 

 

【内容紹介】

国民の60%以上が反対する中、強行可決されたカジノ合法化法は、犯罪とされていた賭博場を問答無用の強引な解釈で日本政府が公認、後世に多大な悔いを残す悪法だ。大阪府・市は大阪湾の夢洲にカジノに万博をセットして誘致したいと極めて熱心だが、そこは南海トラフ巨大地震発生時に津波に襲われるとても危険な場所だ。カジノ合法化法をギャンブル依存の問題と合わせて徹底批判し危険な街づくりを検証。大阪だけでなく全国でカジノ問題について考える人々に薦める。

 

【編著者紹介】

「これでもやるの?大阪カジノ万博」出版委員会

川内康雄、薮田ゆきえ、榊基子、桜田照雄、新川眞一、藤永のぶよ

新川眞一(にいがわしんいち)

1960年大阪府生まれ。日本福祉大学社会福祉学部卒業。大阪司法書士会所属。大阪クレサラ・貧困被害をなくす会(大阪いちょうの会)事務局次長、全国カジノ賭博場設置反対連絡協議事務局次長、カジノ問題を考える大阪ネットワーク副代表。

桜田 照雄(さくらだ・てるお)

1958年大阪市生まれ。大阪市立大学、京都大学大学院経済学研究科を経て、阪南大学流通学部教授。博士(経済学・京都大学)。カジノ問題を考える大阪ネットワーク代表。

吉田 哲也(よしだ・てつなり)

1971年佐賀市生まれ。京都大学法学部卒業。兵庫県弁護士会所属。弁護士法人青空代表社員弁護士(尼崎あおぞら法律事務所)。日弁連消費者問題対策委員会委員、日弁連多重債務問題対策ワーキンググループ、依存症問題対策全国会議事務局長、全国カジノ賭博場設置反対連絡協議事務局長。

田結庄良昭(たいのしょう・よしあき)

1943年京都市生まれ。神戸大学名誉教授、理学博士。被災体験から住民の立場で災害研究を行っており、地質ボランテイア代表、兵庫県震災復興研究センタ-理事、兵庫県自治体問題研究所理事、NPO法人日本地質汚染審査機構理事などを務める。

川内 泰雄(かわうち・やすお)

カジノ問題を考える大阪ネットワーク事務局次長・大阪クレサラ・貧困被害をなくす会(大阪いちょうの会)事務局長。

 

【目次紹介】

はじめに

第1章「健康長寿万博でカジノ?」 桜田照雄(阪南大学教授)

1.夢洲とはどんなところなのか

2.万博にかこつけてカジノ?

3.万博と賭博場(カジノ)のコラボレーション??

4.南港(咲洲)・舞洲・夢洲の開発物語

 

第2章カジノ合法化法とギャンブル依存対策 吉田哲也(尼崎あおぞら法律事務所)

1.カジノ合法化法案の提出とその後の経過

2.カジノ合法化法の内容と特徴

3.カジノ合法化法の問題点

4.求められる問題ギャンブル対策

5.ギャンブル依存対策とカジノ合法化法

 

第3章夢洲開発は危険でムダ ――南海トラフ巨大地震による夢洲での予想される被害 田結庄良昭(神戸大学名誉教授)

1.南海トラフ巨大地震と津波の高さ

2.「夢洲」は津波にのみ込まれる

3.護岸沈下を想定すべき

4.強い揺れと長時間の揺れが被害を大きくする

5.液状化は発生する

6.必ず生じる長周期地震動とは

7.避けがたい津波火災

 

おわりに


【書評・紹介記事】

「大阪民主新報」2017年1月29日

 

「しんぶん赤旗」2017年2月1日

「しんぶん赤旗」2017年2月19日