下級兵士たちのインパール戦
柳田文男/著
判型/四六判 ソフトカバー
頁数/214ページ
定価/本体1500円
発行/2020年8月15日
ISBN/9784889009835
【内容紹介】
あの敗戦から75年。時代は昭和、平成、令和と移り、戦争を知る世代は総人口の2割以下になった。戦禍の記憶と教訓をどう受け継ぎ、向き合っていけばいいのか。「史上最悪の作戦」と呼ばれるインパール作戦の犠牲者たちの遺骨が今なお眠る彼の地に立ち、遠く故郷を愛おしみ亡くなっていった下級兵士たちの慟哭を描く……。
石川康宏氏推薦!(神戸女学院大学教授)
縁のあったお墓と少年時代の恩師には不思議な繋がりがあった。インパール作戦。著者は47歳で軍政下のビルマからインドへ向かう。長年の研究にもとづき書き上げられた物語から、不戦への著者の熱い思いが伝わってくる。
【著者紹介】
柳田 文男(やなぎた ふみお)
1947年、京都府加佐郡大江町(現・福知山市大江町)に生まれる。
【目次紹介】
一 門前に立つ老人
二 インパール作戦
三 歩兵第六〇聯隊と佐藤分隊
四 分隊長・佐藤文蔵軍曹
五 師団結集地ウントー
六 ジビュー山系からチンドウィン河へ
七 三〇五六高地
八 アラカン山系における戦闘
九 ライマトル・ヒル攻防戦
十 戦場の団欒
十一 大隊の全滅と敗走行
十二 カボウ谷地
十三 「生きて還るんじゃ」
十四 「分隊長殿、チンドウィン河が見えます」
十五 帰還
あとがき
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